帆船<みらいへ>突撃レポート(大阪)

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<大阪市内のドックに浮かぶ 帆船「みらいへ」>

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<落札した一般社団法人 グローバル人材育成推進機構の小原朋尚さん>

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<船尾飾り>

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<「みらいへ」遠景>

2013年7月16日に行われた大阪市の帆船<あこがれ>の一般競争入札にて、3212万円で見事落札した、一般社団法人 グローバル人材育成推進機構の理事 小原 朋尚さんと、株式会社 エス・ティー・ワールド 鈴木 崇応和歌山センター センター長にお話をうかがいました。

(ソルティーフレンズ:以下 SF)
落札、おめでとうございます。
今回の落札では、旅行会社の株式会社 エス・ティー・ワールドさんに資金援助をしていただいたということですが、どのようなつながりで資金援助をしていただけるようになったのでしょうか?

(小原さん)
2010年頃に和歌山大学で、和歌山大学の経済学部の先生や、和歌山の地元の方との共同研究で、マリンスポーツを活用した教育旅行の受け入れ態勢づくりに従事していました。その時、和歌山大学の隣で大学生の宿舎を運営していた、ダイビングの海外ツアー専門旅行会社のエス・ティー・ワールドさんに出会いました。
2013年4月にエス・ティー・ワールドさんの約1ヶ月にわたる新入社員研修のうち、1週間を私が担当することになりました。その時のプログラムは和歌山から兵庫県の新西宮ヨットハーバーまで24時間かけて歩いて、その次の2日間は、新西宮ヨットハーバーでヨットの講習を受けて、その後、2日間かけて和歌山マリーナシティーまで、30フィートのヨット2隻に9名ずつ分乗して航海するといった内容で、そのセイリングによる冒険教育プログラムにより、コミュニケーション能力やリーダーシップの数値が上がり、成功を収めました。
そんな時、大阪市の帆船「あこがれ」が売却されるという話を聞き、エス・ティー・ワールドさんに対し、冒険教育プログラムを事業として成立させたいとプレゼンテーションを行い、エス・ティー・ワールドの社長に即決していただきました。

(SF)
整備が終わったら、どこの岸壁に行かれますか?

(小原さん)
台風が近付いており、台風避難という事で大阪南港G岸壁にしばらく係留する予定です。

(SF)
神戸をホームポートにするという事なのですが、
その理由はどんなところにありますか?

(小原さん)
瀬戸内海の島々に近く、新幹線・飛行機の交通アクセスが良い。また、海と街が近いという点も神戸に決めた理由です。

(SF)
「みらいへ」という船名はどういう想いでつけられましたか?

(鈴木さん)
前に進み続ける力強さを一言で表せ、希望が持てる船名で、英語でも理解されやすく発音もしやすく、子どもにも「未来」という言葉から憶えやすいなど、様々な事から考慮して、エス・ティー・ワールドの社長が名づけてくれました。

(SF)
船体を紺色にした由来などございますか?

(小原さん)
アメリカのヒンクリーというヨットなども参考にし、高級感のある色を付けたいと思った。また、紺色がエス・ティー・ワールドのコーポレートカラーであることも、この色に決定づける動機となった。

(鈴木さん)
エス・ティー・ワールドはダイビングリゾートの旅行会社で、地球を舞台としています。ロゴの色が海の色のコバルトブルーと、太陽のオレンジ色のアースカラーを使用しています。

(SF)
ボランティア・スタッフの募集等はございますか?

(小原さん)
今のところは専任のクルーを募集しており、それが決まってから、どのような事でお手伝いしていただくかを含めて検討したいと思っています。

(SF)
今後はどのように運営していきたいと思っておられますか?

(小原さん)
学術教育と人間教育をミックスさせた、学際的な「経験教育」ができる船を目指しています。大学や高校の単位を取ったりできるプログラムや、企業の研修等にも大いに利用していただきたいです。
瀬戸内海を主なフィールドと考えていますが、企業数や学校数は関東が多いので、そちらに航海していくこともあるでしょう。
様々な教育研究拠点となるような船になれば素晴らしいと思っています。

<取材を終えて>
取材日当日、<みらいへ>は大阪市内の造船所に入っており、その中で貴重な時間を割いて答えていただきました。
10月22日は係留運転などを行い、23日には午前10時にドックを出津。海上試運転をして大阪南港G岸壁へ移るという事です。

10月23日といえば、30年前、大阪港に世界の帆船が集まった「’83大阪世界帆船まつり」の大帆船パレードが大阪湾一帯で繰り広げられた日でもあります。
30年前、このイベントをきっかけに何万人もの人が大阪港へ押し寄せ、大阪ベイエリアが発展する礎にもなりました。

帆船<みらいへ>がこれから未来に向かって、力強く進んでいくことを心よりお祈りいたします。UW!!

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